秋の気配が色濃くなってきた9月28日(月)、吉本晴夫地区ガバナーの最後の公式訪問が8Rで行われた。新型コロナウイルス感染予防のため、リモート形式で開かれた。
冒頭吉本ガバナーは、ガバナーテーマの中の『思いやりと気配り』とは、自身の数年来のテーマであり、メンバー全員が持っていてほしいものであると述べ、サブテーマの『一歩前へ進もう 絆の奉仕』の一歩前へ進むとは、各クラブが今行っているアクティビティを少し見直してほしいという気持ちが込められているとし、例えば、募金活動や募金対象の在り方を見直しても良いのではないかとのことであった。そして組織のスリム化にも言及し、女性の役員登用を増やし、次の世代を育てなければならないと述べた。また、「ピンチは絶好のチャンスだ。これを機にIT化を進める」とし、すべてのクラブでレベルアップをし、オンライン会議が普通にできるようになってほしいと述べた。
会長編
会長会議では、統計で3年以内に退会する会員が多いことを挙げ、各クラブの新入会員向けのセミナーの有無やアフターケアの方法などの質問が出された。各クラブで様々だが、スポンサーや先輩会員が例会中や懇親会等に教えるクラブや案内書やテキストを用いるクラブもあった。吉本ガバナーは「入会後すぐに、何かの役をやってもらうのも一つの手ではないか?」と述べ、新入会員教育の一つの参考を挙げた。また会費の減免はクラブ内に伝わっているかの質問には、全員に伝わっているクラブ、一部の会員、3役のみといったクラブもあり、速やかに各クラブ全員に伝えてほしいと述べた。
幹事編
続いて幹事会議が始まった。冒頭亀井真司第1副地区ガバナーは挨拶で小会議開催のお礼やRCやZCへの労いの言葉を述べ、「一丸となって吉本ガバナーを支えて行こう」と話された。
議事進行は岡 美佐子キャビネット幹事が担った。各クラブの事務局および事務局員の有無や運営方法等の質疑があり、事務局があるクラブ、ないクラブ、事務局員がいるクラブ、いなくて会員がやっているクラブ様々あった。運営方法も各クラブ独自の方法で行っていたが、岡幹事が強調したのは、「事務局や事務局員へ事案の丸投げはダメ。幹事が主導権をもって運営していかなければならない」ということだった。
次に国際協会のウェブサイトを閲覧しているかの確認があり、閲覧していないクラブには閲覧するように求めた。また、今後もウェブ会議は、モチベーションを維持しながら実施する方向で進めてほしいと述べた。
会計編
最後に会計会議に移った。中澤一浩第2副地区ガバナーの富士山を愛でる言葉で始まり、「8Rは吉本ガバナーのお膝元であり、リーディング・リジョンとして330-B地区を引っ張って、活動を一歩前へ繋げていってほしい」と気持ちのこもった挨拶があった。
続いて、大澤玲子キャビネット会計の司会で会議が始まった。大澤会計は、改めて地区会費減免の件で状況を尋ねた。あるクラブでは「当クラブではさらなる会費の減額の余地があるのではないか検討する」、またあるクラブでは「減免分は、来年の周年行事に活用する」等の発言があった。
大澤会計は、「会費の減額分を例えば新入会員の会費に充当する」等のいろいろなアイデアを出し、活用方法を考えてほしい旨述べた。
次に、各クラブの会計報告および会計監査の有無を確認した。ほとんどのクラブで監査はあり、報告も年1回から年4回と様々だった。年2回が好ましいとのことだった。最後に、RC・ZCにリジョン交付金の活用方法を尋ねた。統一奉仕デーで花の植栽や海岸清掃に活用し、その他ゾーン会議で検討するとの返答だった。
公式訪問最後のウェブ会議が終了ということで、吉本ガバナーから全13Rの統括があった。細心の注意の中、コロナ禍でも対面会議・懇親会を実施したリジョン、顔だけでも出してほしいと願ったリジョン、ウェブ会議のみのリジョン等いろいろあったとし、「繰り返しになるが、ピンチの時は改革のチャンスである。逃さないでほしい」と力説した。
最後に、中澤第2副ガバナーの閉会の言葉をもって、今年度のガバナー公式訪問は全て終了した。
取材:地区ニュース委員 L小林平八郎
発信:地区ニュース委員会