青年アカデミー委員会
本来なら晴天で暖かいはずの5月新録の季節だが、季節外れの肌寒い小雨が降っていた。5月16日(月)
13時30分より、青年アカデミー委員会主催のセミナー「繋がる防災‼『キズナ会議』」が山梨県甲州市の甲斐の国大和自然学校にて行われた。

受付開始のちょっと前に着いて会場をのぞいてみるとリハーサル中で、やる気満々の青年アカデミー委員会の方々が念入りに準備をしていた。
都会より離れた山梨の会場を選んだ訳を、山口朋子委員長に聞いてみた。「このセミナーの企画段階では、コロナの影響がかなり厳しい場合には国の政策によって中止の可能性も考えなければならないこともあって、330−B地区の中で比較的感染者が少ない山梨を選んだ」という。
セミナーには63名も参加してくださった。来賓として、中村泰久元国際理事・GAT日本全域リーダー・LICFキャンペーン100国際委員会第5会則地域副委員長、亀井真司地区ガバナー、井田 渉GST330複合地区コーディネーター、吉本晴夫前地区ガバナー、石田真一次期第1副地区ガバナー、鈴木直樹キャビネット幹事、小松和芳キャビネット会計など多数参加した。
山口委員長は冒頭の挨拶で、「このセミナーで得た知識を自クラブに持ち帰ってメンバーたちと共有し、今後の新しい奉仕につなげていただきたい」と、当セミナーの意義について語った。
第1部は 復興支援団体「テンカラセン」の代表・高橋一美様の講演から始まった。
高橋代表は、2021年7月3日熱海市伊豆山の土石流災害で罹災されながらも、自分の育った地域のために何かをやりたいとの思いから復興活動を始めた。壮絶な体験談を語りながら、復興活動の目標は何なのかという質問に対して、「足りない物品を提供するのも大事だが、被災された人々の日々不安な心を理解し、それに寄り添って彼らの話を聞いてあげること」だという。
続いて、中村元国際理事によって日本の震災時とウクライナにおけるLCIFの支援活動についての報告があった。

最後に、1995年の阪神淡路大震災を期に平塚市が開いた防災講習会を受講した30名が、1996年5月にボランティア団体として立ち上げた「女性防災クラブ平塚パワーズ」が防災に関する技術を実演で見せてくれた。メンバーたちは全員女性で、女性の視点に立って研究した防災に関する知識・技術の向上を目的として活動している。参加ライオンズメンバーたちは災害時の防寒対策、止血方法、簡易トイレの作り方などについて真剣に学び、セミナーは一層盛り上がった。
熱気が冷めない内に会場を移し、第2部の歓談交流会は16時30分から2時間30分間続いた。
取材:マーケティング・地区ニュース 副委員長 L車 淳泰
写真提供:青年アカデミー委員会
発信 マーケティング・地区ニュース委員会