相模原シティライオンズクラブ
3月4日(木)、相模原市役所前において、「医療用防護服寄贈式」を開催した。
このコロナ禍において、相模原市の感染症の専門家から例会で教えていただけないか?相模原市へ相談したところ、感染症対策課の吉田課長をご紹介いただき、8月の第一例会で相模原市の現状と対策などについてご講義いただいた。その中で防護服や手袋などが欠品状態であるとお聞きし、我々はすぐに理事会に議案提出し、防護服の寄贈を決めた。しかし、全世界的に欠品中である防護服が簡単に手に入るはずもなく、吉田課長にご紹介いただいた薬品販売会社が直接薬品メーカーへ問い合わせてもどうにもならない日々が続いていた。執行部でも半分諦めかけた1月、当クラブの水野隆弘結成会長から「手に入りそうだぞ!」と言葉をいただいた。水野Lがお世話になっているかつはた整形外科クリニックの勝畑院長から各サイズ合わせて85セットを手配してもらえることになり、予定していた100セットに不足している分、簡易タイプを75着追加して今回の寄贈式に臨めることになった。
問題はもう一つあった。我々相模原シティライオンズクラブは全員で51名のメンバーがいるが、この寄贈式を100%出席例会として行うことだ。はたしてこのように大勢が集まる式典を開催することが正しいのか?
いまだ緊急事態宣言中である。本村賢太郎相模原市長も我がライオンズクラブメンバーであるが、迷惑をかけることにならないか?事前の理事会でも賛否両論あったが、最終的には今現在医療防護服が足りていない事実に何とか役に立ちたいという想いが上回った。
しっかりと感染症防止対策をとって、相模原シティライオンズクラブメンバー全員でこの寄贈式を成功させたい。最近はリモートでの例会しか行えておらず、WEBの苦手なメンバーとの繋がりが遠のいている感覚ももっていた。執行部や古参のメンバーは、比較的新しいメンバーのライオンズクラブ離れが加速してしまうのではないか心配し、これが杞憂に終われば良いと懸念していた。
当日は快晴の中、98%出席(WEB参加6名、メイキャップ10名)で開催された寄贈式は、昼の12時50分から30分間で行われ、無事医療防護服を相模原市へ寄贈できた。相模原市からも感謝状をいただくことができ、今期16期における一大イベントは終了した。
地域との繋がり、ライオンズクラブメンバー全員との繋がりを大事にし、このコロナ禍の世界が早期終息し、安心した生活の復活と、医療従事者の安全に役立つことができた今回のイベントは当クラブメンバーの心に残ってくれていると確信している。
相模原シティライオンズクラブ 第16期 会長 L下村 一夫