逗子葉山ライオンズクラブ
「阿部倉山の森保全の会」では、かねてより逗葉新道から間近に望む阿部倉山(標高161m)の頂上付近に桜や紅葉などを植樹してきたが、逗子葉山ライオンズクラブは昨年に引き続き同会に協力して去る2月28日(日)ロウバイの植樹を行った。
逗葉新道沿いの地蔵尊が十数体並ぶ登山道入り口から頂上を目指して登り始めた。九十九(つづら)折りの、ちょっとでも立ち止まると滑り落ちそうな、草や木が生い茂る急坂を「昼猶暗き杉の並木 羊腸の小径は苔滑らか」という箱根八里の一節を胸の中で歌いながら息を切らし切らし、十数分後にようやく頂上近辺の開けた場所に到着した。
ここは、前出の保全の会のメンバーが、草や木がうっそうとして足の踏み場もなく荒れ放題だった場所を切り開いた空き地で、周囲には見上げるほどの喬木が点在していた。快晴に恵まれた当日は、江ノ島の奥に冠雪の富士山を望むことができ、冬季には南アルプスの北岳なども遠望できるとのことであった。
保全の会の山口代表から若干の説明を受けた後、用意されたロウバイの苗をそれぞれ指定された場所に植えるのだが、保全の会メンバーにより準備万端整えられており、作業時間は30分もかからず、あっけないほどで終わった。
帰路は登りとは違った、山肌にジグザグに切り開かれた登山道を降りたが、こちらも砂利道のきつい坂道で、万が一足を踏み外し転げ落ちたら麓の逗葉新道まであちこちの巨木杉のどれかに身体を打ちつけられ、無事では済まないなと心中怯えながら慎重に足を運び、無事に出発点の笠原L宅にたどり着けた。
9R-2Z 逗子葉山ライオンズクラブ 会長 L歌代 光雄
発信 地区ニュース委員会