10R-1Z 甲府ライオンズクラブ所属 L中澤 一浩
この度、ライオンズクラブ国際協会330-B地区2022〜2023年度、地区ガバナーに立候補させていただきました10R-1Z甲府ライオンズクラブ所属L中澤一浩です。今期は、亀井真司ガバナー、石田真一第2副地区ガバナーのご指導をいただきながら第1副地区ガバナーを務めさせていただいております。
さて、2020年に世界で感染が爆発した新型コロナウイルスの猛威は2年経った今でも衰えを見せません。経済もコロナ禍前の水準には戻らず、我々の生活もいまだ制約の中にあって我慢を強いられている感が続いたままです。世界で500万人を超す命を奪った新型コロナウイルスが、社会を大きく変えてしまったと思えるのは私だけではないと思います。
先日あるテレビ番組を観ていましたら北野 武(ビートたけし)さんが、新型コロナウイルス対策に対するコメントとして「よほど真剣にやらないと滅びてしまう」と話しておられました。私は思わずその発言にドキッとさせられました。この「よほど真剣にやらないと滅びてしまう」というコメントがあらゆるものに当てはまると思ったからです。世界においても国家においても地域においても人間においても、そしてもちろんライオンズクラブにおいても当てはまるのだと。現実にメンバーは減少傾向にありますし、例会や理事会も開催できなかったり、奉仕活動も中止や延期を余儀なくされたり、規模を縮小せざるを得なかったりと、否応なくこれまで経験したことのないライオンズライフを送らされている状況ではありませんか。もう2 年もの間。
しかし、一方でここを乗り越えることこそが今を生きる私たちの役割だとも思うのです。このまま手をこまねいている訳にはいきません。新型コロナウイルスによって社会が変わったのだとすればそれぞれの地域社会における奉仕のニーズもまた変化をしているはずです。今こそすべてのクラブが草創期から持っている「奉仕活動を通じて地域社会の発展に貢献する」というライオニズムの精神の基に、先駆者たちが持っておられた勇気と情熱と強さを踏襲し、改めて地域を愛し、地域を思い、地域に感謝し、新たなニーズに合わせた奉仕活動を創造し実践していく時であると考えます。ライオンズクラブの奉仕活動の基本はクラブであると同時にそのクラブを構成しているメンバーです。変化した新しい社会に立ち向かうために改めてライオンズクラブのメンバーであるという誇りを一人一人が胸に持ち、新たな価値観に基づいた考え方と方針を確立し、前に進もうではありませんか。いつまでも地域社会において有益であり、かつ必要不可欠な団体であるために。
今期もキャビネットにおいて新型コロナウイルスにより運営に苦慮する場面も多く発生している現状ではありますが、亀井真司ガバナーの経験に裏打ちされた確かな判断と石田真一第2副地区ガバナーの冷静な助言、加えてキャビネット幹事、会計、事務局長を中心とした運営メンバーのお力でこれまでスムーズに進んで来ております。前期吉本晴夫ガバナーによって新しい当たり前を創造する足掛かりとなったことが基礎となり、今期の亀井ガバナーが難しい中でありながらも新たな運営の手法を確立したと言えると思います。これからもなお、先行き不透明な日々が続くことになりそうですが、来期においても、悲観することなく、感性を研ぎ澄ましながら、しなやかな頭脳と行動力を持つキャビネットを構成し、地区内クラブのために、メンバーのためにキャビネット運営を前に進めて行きたいと思っています。どうぞ皆様のご支援ご協力をいただけますよう心よりお願い申し上げます。
発信 マーケティング・地区ニュース委員会